Pre-season match 川崎 v 大宮 「初心を刻む一戦」 Preview
「是非とも初心忘るべからず」
「時々の初心忘るべからず」
「老後の初心忘るべからず」
室町時代初期を生きた猿楽師、世阿弥の花鏡の中にあるフレーズである。
「初心」とは決して「初志」のことではない。「初心者」がゆえに犯した失敗、受けた屈辱感を忘れずに自らを戒めることで、上達する姿勢を保つことができる。物事に取り組み始めた頃、それぞれの時期の始め、老境に入った頃の気持ちを忘れずに。関塚監督は座右の銘にこれを刻む。
明日のプレシーズンマッチは、多くの実力派日本人選手を獲得した大宮を等々力に迎えるもの。勝敗を度外視し、キャンプで取り組んできたフットボールの内容を確認するゲームである。ただし、19日に全治2週間の「左足内転筋の肉離れ」を負ったマルコンが欠場を強いられる。レフトMFのスペアは欠陥的要素であり、その解消を目指す側面を持ち合わせることになった。
関塚監督が06シーズンを戦うために用意したメソッドを雨中の等々力で初めて披露し、今年の初心を刻む。
Text by H.Nishikawa.(Saturday, 25 February, 2006, 18:50)
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