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05-06 Players tracks 「14.中村憲剛」

 元々はトップ下で、今はボランチと呼ばれている。しかし、ファンタジスタというわけでもなく、守備が強いわけでもない。なぜ、指揮官からレギュラーを任され、チームメイトとファンから信頼されるのか。
 それは、川崎のゼッケン14番が頭の良い選手だからだ。ビルドアップで的確な選択をし、左右への展開やジュニーニョへの大胆なチャレンジパスを送るばかりか、オフザボールの際に、正確な状況判断からオーバーラップを仕掛ける。瞬間的思索から弾き出されるプレイの数々は、フットボールに詳しいファンを感嘆させた。
 そして、時には、対大宮戦で我那覇のゴールをアシストしたフィードボールや、対東京との多摩川ダービーで記録したロングシュートで圧巻を生み、スタンドのハートを掴んだ。
 その躍動振りは、まさに「川崎の心臓」そのもの。中村憲剛は川崎の中心選手の地位を得ている。
 
 ただし、彼を日本国内一級のセントラルMFと比べた場合、物足りなさを覚える。
 05シーズンにおいてラスト5分で足を攣らせるゲームを数えたように、入団後から強化してきたスタミナ面をさらに改善させる必要がある。オーバーラップからのダイナミックなクロスオーバーの回数を増やし、中心選手としての自覚を表現するように、ジュニーニョが封じられた展開を打破しなければならない。高い位置に上がることは、当然、強烈な弾道を備える右足を活かすことにもなる。そうすることで、敵ディフェンダーはラヴリーなスルーパスか豪快なシュートかで迷わざるを得ない。
 J1デビューイヤーで、堂々と「好選手」の評価を掴み取った。だが、J1の29ゲームで記録したゴールはたった2。サブキャプテンを任された今シーズンは、敵チームに直接的脅威を与えるシーンを増やし、「怖い存在」となる。キャリアのピークを間近に控え、鼓動は高まっていくだろう。
 
 ◆Text by H.Nishikawa.(Wednesday, 22 February, 2006, 18:40)
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Comments

コメントありがとうございます。
ファンタジスタは、ファンタジーの世界にいるフットボーラーのことですよ(笑)
バッジオ、デル・ピエロ、ゾラ、ディカーニオ。日本では中村俊輔だけがそう呼ばれるべきではないでしょうか。長谷部には悪いですけど、あのレベルでファンタジスタなら、その役職は巧い選手なら誰でも就くことができるものになります。小野は才能溢れるユーティリティプレイヤーです。
最近では、鹿島の曽ヶ端に素質があるように思えてなりません。
ではでは。

Posted by: H.Nishikawa | 2006.02.24 at 01:31

ふと思ったんですが、ファンタジスタの定義って何なんでしょう?小野や長谷部をファンタジスタという人がいますが、彼らは本当にファンタジスタなんでしょうか?

Posted by: FF | 2006.02.23 at 15:52

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