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05-06 Players tracks 「15.原田拓」

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 05シーズン途中に、大分からやって来た金髪のプレイメイカー。原田拓。プロのキャリアをスタートさせた名古屋では、3年間の在籍期間で出場機会に恵まれず、出身地熊本に近い大分へ移籍。04シーズンにレフトミッドフィルダーとしてJ1の20ゲームに出場し、高いポテンシャルはようやく開花した。ところが、翌シーズンに就任したファンボ・カン新監督は、原田をセンタープレイヤーと見なし、春めいた頃から間も無く、大卒ルーキーの川田和宏に注目。梅雨晴れを求めた原田は、関塚監督から届いた、半年間のローン移籍のオファーを快諾した。
 ゼッケン35番の助っ人は、中村、谷口に次ぐ第三のボランチとして、期待通りの高性能な左足を披露。2ndハーフのオプションとしても起用され、公式戦15ゲームに出場した。オフシーズンに川崎と完全移籍契約を結び、今シーズンはゼッケン15番を背負うことになった。
 
 川崎での半年間で、着々とチームに馴染んでいった。
 加入後、トレーニングの際に左足によるインスウィングスワーブのキックを蹴ると、たちまちチームメイトの評判を呼んだ。そして、7月には対C大阪戦で谷口のゴールをフリーキックからアシストし、等々力への挨拶を済ませた。ディフェンスの対人動作では鈍金をびくびくと構える兵士のような対応に終始したが、ビルドアップとキックのシーンでは敵に鋭鋒を突きつけ、指揮官の信用を獲得。チームの構想へしっかり入り込み、J1で588分間の出場を記録した。
 
 頭を茶髪にした今ではすっかり川崎の一員となり、周囲からは「タク」のニックネームで呼ばれている。また、オフィシャルサイトの選手紹介で好きな色を青と答え、06シーズンの開幕を控えた麻生では、青のアップシューズを履いて調整をする姿があった。
 鈍利を併せ持つセントラルMFは、今年一年で、ストロングポイントを伸展させるのか、ウィークポイントを解消するのか。どちらかの面を強く推進し、レギュラーポジションを勝ち取るシーズンが到来している。
 
 Text by H.Nishikawa.(Friday, 24 February, 2006, 8:00)
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