茂原岳人の借用と岡山一成の貸出
等々力に、少し懐かしい顔が帰ってくることになった。
12日、川崎フロンターレオフィシャルサイトは、柏の茂原岳人を1年間のローン移籍で獲得したと発表した。石崎信弘監督が指揮を執った03シーズン以来、茂原は3年振りに川崎でプレイすることになる。
才能あるユーティリティプレイヤーの借用によって、ミッドフィールドに大公な争いが生まれている。
セントラルミッドフィルダーには中村、原田、谷口が所属し、米山の加入によって寺田が名乗りを挙げる可能性もある。ここを主戦場とするのであれば、厳しい競争に挑むことになる。
関塚監督が昨シーズンの流れを守った場合には途中出場の3枠を競い、ミッドフィールドに「スリーセントラル」を置く布陣においても、アンカーの両脇に配される2名の座を掴み取らなくてはならない。
運良くスターターとしてのファーストチョイスとなるためには、中村がマルクスのスペアを務め、原田がレフトミッドフィルダーへ配される状況が訪れなければならない。
ただし、05シーズンの広島で左右のミッドフィルダーを経験し、サイドでの個人戦術を鍛え、33ゲームに出場した。左サイドでは消化不良の様子だったが、駒野との連携で脅威を放っていた。きっと、麻生で長橋に刺激を与えるはずだ。
ところで、これで18名入りが困難となった森は、昨年の後半より試されている左サイドでのプレイを習得しなければ、故障者のスペアとして出場することすら厳しくなった。若手選手たちを叱咤し、主張する脳を備える貴重な戦力は、勝負の1年を迎えることになった。
一方、川崎はアタックにおけるパワープレイ要員を柏に貸し出すことにした。福岡のJ1復帰に貢献した岡山一成が等々力のラスト5分を盛り上げるアイデアは、空想に終わった。
それでも、指揮官はパワープレイの重要性を理解し実行するべきだ。ジュニーニョを警戒する敵チームに苦戦した場合の打開策としても、それは同様である。
カウンターで最大限の個性を発揮するフォワードラインが、敵による厚いリトリートディフェンスをこじ開けられないことは、すでに昨シーズンで証明された。C大阪が湘南の柿本倫明を抜け目無く借用することになったが、佐原や都倉を活かすことで実現は十分可能だ。
思い出してみてほしい。昨年のオープニングゲームでビハインドを負った川崎は、アンカーに移された寺田がボックス内へ入ってクロスに詰めるシーンを創っている。伊藤と箕輪に2バックを組ませ、パワーで同点ゴールをもぎ取る展開が現実のものとなれば、ポイントは確実に上積みされるに違いない。
新体制発表の20日まで、あと約1週間。残る希望は、レフトミッドフィルダーの補強のみとなった。
Text by H.Nishikawa.(Friday, 13 January, 2006, 11:10)
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/33575/8137940
Listed below are links to weblogs that reference 茂原岳人の借用と岡山一成の貸出:
Post a comment
Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.
Comments