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Please play football.「反則金に隠されたディティール」

 川崎フロンターレを盲目的に愛する人は、この記事を読むべきではない。カタルーニャ人のようにおらが街のチームをサポートし、エンブレムに忠誠を誓っているのなら、それは尚更の話である。今すぐにブラウザの画面を切り換え、どうか美味しいお酒を飲み続けてほしい。
 フットボールを愛する人間だけが、読み進むべきである。
 
 20日にJリーグは、「アンフェアなプレーに対する反則金」と題し、不名誉な幾つかのチームを公表した。これは、Jリーグ規約に定められる計算方法によって反則ポイントを算出し、基準を越えたチームへ反則金を科す制裁措置だ。川崎は11位となり、60万円のペナルティを強いられることになった。
 ただし、戦力で劣る昇格チームがプロフェッショナルファウルを増加させることは自然な流れ。大宮は12位で80万円のペナルティを科されており、降格3チームも反則金を支払うことになった。
 しかし、ディティールは角度を変えることで明らかとなる。
 名古屋、神戸、川崎。ファウル数におけるワーストスリーのチーム名だ。さらに、川崎は異議によるイエローカードを2番目に多く受けたチームであり、J1屈指のブラジル人選手であるジュニーニョとマルクスは数々の愚行によって、3枚ずつの無駄を犯している。とりわけ、前者はドリブルの他に、倒れ込みを中心としたシミュレーションを得意とする。それでいて、文句を控えることをしない。
 ラッキーな事実は、かの計算方法は、イエローカード、レッドカード、サスペンションで組み立てられ、ただのファウルを全く加味しないことだ。つまり、「最多の839回を数えた名古屋と最少の530回だったG大阪」との図式は、一切考慮されない。
 川崎は、万引きを見つけられたが、警察に突き出されないで事無きを得た不良少年のような境遇だ。多少のお叱りを食らったが、一大事ではない。罪を繰り返す危険性が消えないまま、時は過ぎていく。
 万引きなんて、誰でもちょっとはやってるでしょ。ファウルだって仕方ないじゃん。日本のレフリーは真面目過ぎるくせに、基準がブレるんだよ。
 全て言い訳である。この数字を受け入れ反省し、すぐに倒れてファウルを待つのではなく、削りにきた相手の足を蹴り飛ばす力強さを披露できるように努力を重ねるべきである。そこでファウルコールが鳴った際には、無知なレフリーにインターナショナルレベルを教えることくらい、きっと許されるはずだ。
 
 京都の柱谷幸一監督は「フェアプレイをして勝ってこそ価値がある」と述べJ2優勝を掴み、甲府の大木監督は「今のJリーグはプレイしない選手、チームが少なくない」と批判し日立台を黙らせた。
 来シーズンは両者と同じ舞台で戦う。早期残留内定を決めるために対立するだろう。昇格2年目となる川崎はフットボールをプレイし、美しき彼らをねじ伏せなければならない。
 
 Text by H.Nishikawa.(Wednesday, 21 December, 2005, 5:10)

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Comments

コメントありがとうございます。
小幡さんの審判チーフインストラクター就任が発表され、プレミアシップの概念に近付いていくようですね。大変良いことです。笛を吹くレフリーは同じなので、劇的には変わらないでしょうけど期待しています。
危険なタックルに「危ないじゃないか」と思うのが多くの日本人選手。インターナショナルレベルでは通用しません。来年はチケット代に見合う闘争心を体現して頂きたいと思います。
ではでは。

Posted by: H.Nishikawa | 2005.12.22 at 21:30

サンパウロ対リバプール見てきました。
その感想は、両チームともJリーグのようにパタパタ倒れないということです。
後半、リードしたサンパウロが何度か物欲しげに倒れる場面を見ましたが、審判は平気で流します。
日本の審判のように、とりあえず笛吹いておけということはしませんでした。

私は川崎サポで、エンブレムに忠誠を誓っていますが、だからこそ川崎、ひいては日本サッカー全体のレベルアップの為にも、Nishikawaさんの意見に賛成です。

Posted by: さばみそ | 2005.12.21 at 12:56

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