川崎の現況(12/12付)
予想通り、12月1日に余剰戦力の整備を発表した川崎は、12日に町田の契約満了をオフィシャルサイトに掲載した。朝鮮大学に在籍するチョン・デセの加入が内定し、福岡へローン移籍していた岡山が帰ってくるため、東京Vでくすぶった24歳の日本人フォワードは不必要だと判断された。
ジュニーニョ、フッキ、我那覇、黒津、都倉に、チョン・デセ、岡山。この7名全員が契約を延長すると、関塚監督の腕とインスピレーションが問われることになる。
最重要点は、アウグストの退団によって、フッキが外国籍選手の3名枠へ入ることだ。今シーズンの3-4-1-2に当てはめれば、マルクス、ジュニーニョ、フッキの3名が最も優れたトリオとなる。どこかの愚かな日本人監督は「外国人頼み」と島国根性を自慢するように評するはずだが、エンブレムに忠誠を誓う選手に国籍を問う必要は無く、監督の仕事は最良の結果を得るための選手起用を行なうことだ。
7名のベンチメンバーに我那覇と黒津が選ばれ、レギュラーを奪うためにゴールに飢える。11名の固定を好む指揮官は、人選に困ることだろう。
さらに、ビハインドでラストシーンを迎えれば、187cmの岡山が重要な役割を託されるかもしれない。センターバックのスペアとしても期待できるムードメイカーの投入は、今シーズンに欠けていたオプションの実行を意味する。パワープレイのメソッドを構築することで、ラスト5分と3分間前後のアディッショナルタイムで敵に最大級の脅威を与えることができる。等々力は盛り上がり、ポイントは確実に伸びるに違いない。
3名の確かなセンターバックと豊富なアタッカー陣、中村と谷口、原田に鈴木と鬼木が加わるセントラルミッドフィルダー。そして、長橋と森。アウグストの後継をフッキとすることも可能だが、クラッキ候補の持ち味はアタックにあり、フォワードラインに組み込みたいところだ。
唯一の大きい穴が左サイドに空いている。少ない強化資金の全てを注ぎ込んででも、有能な人材をひとり獲得しなければならない。
J2へ降格した柏には、端正な顔立ちの平山智規がいる。今シーズンは鋭いドリブルとクロスが鳴りを潜めた。満額の移籍金となる約1億5000万円弱から両チームが妥当な市場価値を話し合うか、ローン移籍に合意することができれば、再生の場として麻生へ迎え入れるべきだ。また、東京Vの相馬崇人を1年間のローン移籍で借りるアイデアも有効であり、31歳で移籍における年齢別係数ゼロの平野孝の完全移籍も考えられる。
つまり、新たなレギュラー候補1名と清水を構想外となった村松潤を競わせ、西山の台頭を待つことが理想である。
等々力のファンたちは、心から強力なレフトミッドフィルダーの補強を願っている。
Text by H.Nishikawa.(Tuesday, 13 December, 2005, 6:00)
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