オフシーズンの命題
さて、今年も嫌な時期が近付いてきた。
選手たちは来年の職場を案じ、メディアやファンがその去就を騒ぎ立てる。各チームのフロントと、Jリーグでプレイする全てのプロフットボーラーたちは、もうじき開始される契約交渉を見据えていることだろう。
なぜなら、Jリーグの「プロ選手統一契約書」が記す通り、11月末日までに、フロントは選手へ契約の通知を行なわなければならないからだ。
構想外となる報酬額0円の提示を受けた選手は、JFAの移籍リストへの掲載を希望出来る。また、金額の提示が言い渡された選手については、12月を現所属チームとの独占交渉期間とし、1月をそれの解禁とする。
このようにして、チームと選手との契約は締結される。
ところで、1992年3月に公表された統一契約書は、欠陥を抱えたまま機能してきた。
例えば、天皇杯への疑問がずっと投げられている。周知の通り、各選手の契約状況がモチベーションに直接的に影響し、温度差が満ちた大会となったからだ。
あるいは、今シーズンのスケジュールは歪そのものだ。2度の長期インターバルを挟んだ挙げ句、J1の最終節が12月3日に開催されるのだから。査定期間外にラストマッチを組むなんて、本当に馬鹿げている。
それでも、決まったことは仕方ない。
来シーズンにおいて、川崎は「創立10周年記念事業合同プロジェクト」の実施を決定。好成績を収めることが使命となる。現在の主力選手たちを残留させ、要所に補強を施さなければならない。
そのようにした今シーズンは、在籍選手数が増加する一方でベテラン選手が出場機会を失い、ローン移籍選手が満足に出番を得られなかった。新たな補強の前に、その結果として生まれた余剰戦力を整備する必要があり、11月末日にその詳細が明らかとなる。当落線上の選手は、まさにラストスパートを試みているはずだ。
ローン移籍組では、ヨンデとフッキ、原田の残留が考えられる。指揮官の信頼を失いつつあるリベロのスペアだが、横浜と千葉の完封に貢献した実績を持つ。外国籍選手の3名枠に縛られるクラッキ候補は、アウグストの進退次第。麻生随一の左足を持つ23歳のレフティーは、大分との相談事も解決しなければならない。
そして、整備の対象はミッドフィールドが主となるはず。故障の連続だった鬼木がユースから昇格した鈴木と入れ替わりになり、山根や相馬、木村のいずれかが構想外となるかもしれない。
また、杉山の入団によって、4名のキーパーの内のひとりが退団するだろう。ふたりのA契約選手と、ふたりのC契約選手で構成するべきである。
05オフシーズンにおける川崎は、関塚監督との契約延長はもちろん、余剰戦力の整備を目指さなければならない。
Text by H.Nishikawa.(Tuesday, 8 November, 2005, 7:20)
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Comments
こんばんは。
相馬の引退が発表されました。「まだ出来る」というレベルですが、引退は本人が決断することですし、ベンチに座るだけでは満足出来ないはず。今週末に機会があれば、注目したいですね。
個人的には、数名ですが観たくない選手がいますけど、多くの選手は真面目だと思います。
フッキが残留すると、楽しいことになると思いますよ(笑)
ではでは。
Posted by: H.Nishikawa | 2005.11.10 at 19:52
ん~、辛い時期ですね。
自分はまだ応援し始めたばっかりで顔と名前が一致しない選手もいたりしますが、練習を見に行って直に選手と触れ合ったりしていると皆、良い選手ばっかりで来年もこのメンバーでと思ってしまいます。ただ強いチームを目指す以上は仕方のないことではありますが・・・
ありえない事だとは思いますが、レッズからアルサドに行ったエメが川崎に来てジュニと2トップを組んだら・・とちょっと楽しい想像をしたりしています。
Posted by: あかいねずみ | 2005.11.08 at 21:09