リーグテーブル(順位表)の見方-後編
Recognition that seems to be football league.[Page.2]
さて、Jリーグディヴィジョン1は、11節を終えた段階。アントラーズが28ポイントを稼いで2位グランパスを10ポイント離し、トップを独走中だ。
ボトムスリーは、下からヴィッセル、レイソル、FC東京。たった1勝の最下位チームのポイントは僅か6だ。
なぜ、意味のないリーグテーブルの一部をご紹介したか。それは、優勝を狙う強豪チームはトップとの差が気になるものであり、残留を目標とするチームはボトムスリーとの差が気になるものだからだ。
そこで肝心なのは、リーグテーブルの順位ではなく、これまでの対戦成績とポイントの関連性。「どの相手にポイントを残してきたか」は、大きな関心事の一つだ。
川崎フロンターレで言えば、開幕戦をアウェイの日立台で戦いワンポイント。これは残留争いのライバルに対し、ホームで叩けば良い状況を作り出したと言える。
一方、新潟遠征と大分遠征を2連敗で終えた事は、ホームで両チームからスリーポイントを奪わなければならない状況に追い込まれたと見るべきだろう。間違ってもダブル(ホーム・アウェイ共に敗戦)だけは避けなければならない。
大阪遠征と広島遠征は最も可能性の高い結果に終わり、ポイントを稼ぐ時ではなかったと諦めるしかない。
ホームで得たポイントは10。レッズからワンポイント、ヴェルディ、F・マリノス、ジェフからスリーポイントを得た。唯一の敗戦はグランパスに屈したもの。相手の出来を誉めるしかなかった試合内容は、フロンターレにとってアンラッキーだった。
神戸遠征の影響は大きく、おかげで得失点差がプラスとなり、ボトムスリーと並ばずに済んでいる。
されど、そのポイント差は僅か3。言うまでもなく、安心や楽観は全く許されない。
1シーズン制になったからには、対戦チームとの力関係を測り、始めに目指すポイントが1なのか3なのかを気にするべきである。
と言うのは、始めからスリーポイントを狙うには攻撃的でなければならない。アタックの際には、ペナルティーエリア内へ2、3人は入っていけるような積極性が必要となる。
だが、それは同時に失点のリスクを増やす事だ。ワンポイントを狙う試合では、少ない人数でアタックを仕掛けなければならない。
残留が目標であるチームとしては、ワンポイントを念頭に置かざるを得ない試合が多い。そこから何らかの武器を用い、スリーポイントに近付いていくしかない。
今週末の等々力を当てはめると、もうお分かりの通り、フロンターレとしてはホームゲームでスリーポイントを得る事が目標。攻勢の内容を残し、試合結果は順当なものでなければならない(詳細は金曜のPreviewにて掲載予定)。
これまでの日本スポーツは、プロ野球の「勝った負けた」や「順位が上がった下がった」、「打率が上がった下がった」、「やるからには優勝を狙います」等々に支配されていたが、少なくともJリーグファンは、そんな低次元に留まるべきではない。
リーグテーブルの順位を楽しむのではなく、目前の一戦の意味を理解し味わい深く楽しむ事が、フットボールファンの姿勢というものである。
Text by H.Nishikawa.(2005,5,11,9:30)

Comments
いえいえ。トラックバック頂けるだけでもありがたいですよ(笑)
ホームでの敗戦は嫌なものですねー。
Posted by: H.Nishikawa | 2005.05.18 at 00:13
トラックバックさせていただきながらコメントが遅れてすみません。
降格争いのライバルにドローはともかく負けてしまうのはかなり痛いですね。
特に清水戦はホームというアドバンテージを活かせなかった。
新潟・大分の負けよりも重大ですね。
強いチームは拙い試合運びをしても「負けにくい」チームなんだということを改めて認識しましたね。
これからもよろしくお願いします。
Posted by: TAK | 2005.05.17 at 00:02