【川崎】逆境を救う3名を探せ
「左脛骨陥没骨折」が我那覇に下された診断だった。
先週の対グランパス戦において、83分に相馬のクロスへ飛び込んだ我那覇は、箕輪と相手DFから弾かれて激しく倒れ、うずくまったまま動かなかった。すぐさま担架で運ばれ、その試合に復帰する事は出来なかった。
試合後、バス待ちをしていたファンの前へ姿を見せた我那覇は、険しい表情を浮かべながらもチームのバスに乗った事から、それほどの重傷ではないと思われたが、フロンターレは大きな痛手を被る事になった。
なお同日に負傷した寺田は、左ハムストリングの肉離れで全治3~4週間。ディフェンスリーダーも、しばらくはピッチへ戻らない。
ジュニーニョは、右ハムストリングの損傷で治療中。最短でも、全治2週間とハムストリング周辺を強化する運動を要し、試合へ復帰してくるだろう。
すると今週末の広島遠征には、2人の主力アタッカーを欠いて臨む事となる。
寺田のポジションには、対グランパス戦の2ndハーフでそうしたように、伊藤が中央へ移動し、佐原が左を務めるだろう。また、攻守のバランスを考慮して、谷口と中村のコンビは守られるだろう。
やはり、アタッカー3枠に様々な選択肢が存在する。
まず残されたアタッカーの中で、最も得点力を備えているのはマルクス。彼のオリジナルポジションを敵ゴールへ近付けなければならない。そして、彼が務めていたファーストディフェンスを引き継ぐ適任者が一人いる。
しばらく表舞台から消えていた18番のコンディションは、もう万全に近い。チーム内で最も頭の良いプレイをする一人である今野は、試合に飢えているはずだ。
ファンは守備面の効果に加え、左前方スペースへダイアゴナルランを敢行する18番の姿を見る事になる。
残る1名は、フッキだろう。
関塚監督は対グランパス戦で示した通り、フッキをファーストチョイスに考え、黒津をジョーカーとするだろう。また、飯尾は右サイドハーフでの途中出場というオプション起用がある為、サブメンバーとするのが得策だ。
ハーフラインは、今野を含めた3人のセントラルハーフのフォーメーションをオリジナルとし、ボール奪取後に中村が前進する形がベストとなる。フッキは足元でパスを受け、突破力を生かすタイプ。いかにその周辺を今野、アウグストがフォロー出来るかが、攻撃のバロメーターとなるだろう。
あるいは、マルクスの位置はいじらず、フッキ(黒津)と飯尾の2トップを選択するのか。
今週末は、好調サンフレッチェ広島とのアウェーゲーム。関塚監督は、5日間の準備期間でグッドアイデアを練り出さなければならない。
Text by H.Nishikawa.(2005,4,20,10:30)
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