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【川崎練習レポ】4月26日「クラッキの回復」

 Training on April 26.
 
 4月26日14時過ぎ。小田急線の栗平駅を降りると、上空でごろごろと雷が鳴った。それは、もうじき強い雨が降り出す予兆。フロンターレの選手達が練習する時間に合わせたかのように、雨足は急速に強まった。
 しかし、ミーティングが終了して選手達がグラウンドに姿を現すタイミングで、雨は小降りに。フィールドプレイヤーとゴールキーパー共に、アジリティ(俊敏性や瞬発力等)を鍛えるフィジカルトレーニングを開始した。
 そして次に、紅白戦形式のトレーニングが開始された。
 1本目は、関塚監督が何度も笛を挟み、セットプレイを入念に繰り返す。マルクスのプレイスキックから、ひとつの形(対マリノス戦前なので記載は致しません)を反復した。
 また、セットプレイ時のディフェンスにも時間を割いた。こちらの手応えはまずまずのように見えたが、問題はインプレー時のラインコントロールだ。
 ハーフラインである程度のプレッシャーがかかっているにも関わらず、オフサイドラインが下がっていくシーンが見られた。チョン・ヨンデが中央を務めたが、もっと勇気を加えなければならない。
 右ハムストリングを痛めている寺田は、軽いランニングの段階。先週の対サンフレッチェ戦でスペアの可能性があった佐原は、戦術的理由とはいえ出場ならなかったからか、少々不機嫌そうにプレイしていた。
 
 「2本目は流すぞ」
 関塚監督が言った通り、2本目は紅白戦そのもの。レギュラー組が圧倒する内容だった。
 ジュニーニョのプレイエリアはバイタルエリアが中心。スペースを発見して動き回る特徴や急激なダッシュは、封印しているように見えた。強行出場は可能だが、「今ひとつ」である事に変わりはない。
 となれば、スペアはフッキ。今日は特にボールを持ち過ぎる傾向が顕著で、あるDFの選手からは「(ボールリリースが)おそい」と陰口が聞かれるほどだった。サブ組の選手達は、彼がパスをくれない事に不満を覚えただろう。
 ただ、彼はまだ18歳。まして、来日して短期間でJリーグへ順応する事は難しいだろう。J-SPORTSによるブラジル選手権の中継を見た事があるフットボールファンであれば、それはご理解して頂ける事実だと思う。
 ミッドウィークの対F・マリノス戦で彼がピッチに立ち続けるのであれば、責任は起用を決断した人物が持たなければならない。
 また、黒津は好調を維持しており、何度もグッドボディシェイプ(ボールを受ける身体の向きや姿勢が良い事)が見られた。
 
 明後日の対F・マリノス戦のスターティングは、広島に遠征したメンバーが維持されるだろう。関塚監督が慎重な判断を下すのであれば、ジュニーニョの出場の可能性は低いが、2連敗中で王者を迎える状況に、クラッキ(最上級の選手)は必要な存在だ。
 予想スターティングは、吉原、伊藤、チョン・ヨンデ、箕輪、アウグスト、谷口、中村、長橋、マルクス、フッキ(ジュニーニョ)、黒津。ベンチメンバーは、下川、佐原、久野、相馬、飯尾だろう。

 Text by H.Nishikawa.(2005,4,26,20:30)

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